インジケーター

Williams %Rインジケーター、ストキャスと何が違うん?【TradingView】

読了時間 6 分

Williams %R(ウィリアムズ・パーセントレンジ)はラリー・ウィリアムズが開発したモメンタム系オシレーターです。一定期間の高値・安値レンジに対して、現在の終値がどの位置にあるかを0〜-100の範囲で表します。

見た目はストキャスティクスに似ていますが、表示が逆向きで上限・下限の値も違います。ストキャスティクスは0〜100で表示され80以上が買われすぎ、20以下が売られすぎですが、Williams %Rは0〜-100で表示され-20以上(0に近い側)が買われすぎ、-80以下が売られすぎです。

(最初に見たとき「なんでマイナス表記なんだ」と思った。高値に近いほど0、安値に近いほど-100というのが直感と逆なのが慣れるまで混乱した)

一番の特徴は反応の速さです。価格の最高値・最安値に対する現在値の位置を計算するだけなので、RSIより素直に反応します。ただしその分、ダマシも多いです。

TradingViewで使えるWilliams %Rスクリプト

Williams %R with Trendlines and Breakouts — トレンドラインとブレイクアウトを自動描画

Williams %R with Trendlines and Breakouts by Julien_Eche

標準のWilliams %Rにトレンドラインの自動描画とブレイクアウトシグナルを追加したスクリプトです。HMA(Hull Moving Average)との組み合わせも組み込まれています。TradingViewのWilliams %Rカテゴリでブースト数トップのスクリプトです。

Williams %R with Trendlines and Breakouts — トレンドライン自動描画付きWilliams %R

読み方と使い方

  • Williams %R本体:-20以上(0に近い側)が買われすぎゾーン、-80以下が売られすぎゾーン
  • オシレーター内のトレンドライン:Williams %Rが描くトレンドライン。これが上向きなら上昇モメンタム、下向きなら下降モメンタム
  • トレンドラインブレイク:Williams %Rのラインがトレンドラインを突破したタイミングでシグナルが出る。価格のブレイクより早くサインが出ることがある
  • HMAとの位置関係:Williams %Rが自身のHMAより上にあれば強気方向、下にあれば弱気方向として使える

他のスクリプトとの違い

標準Williams %Rは数値の上下だけを見るのに対して、このスクリプトはWilliams %R自体の動きのトレンドとブレイクを視覚化します。価格チャートのトレンドラインブレイクより先にオシレーター側でサインを取るという考え方です。

Dual Timeframe Williams %R — 2つの時間軸を同時表示

Dual Timeframe Williams %R by EmreKb

2つの時間軸(例:4時間足 + 日足)のWilliams %Rを同じパネルに表示するスクリプトです。スムージング機能付きで、-50ラインのクロスでシグナル色が変わります。上位足の状況を確認するために時間軸を切り替える手間を省けます。

Dual Timeframe Williams %R — 2つの時間軸を1パネルに同時表示

読み方と使い方

  • 短期Williams %R:現在の時間軸(例:1時間足)でのモメンタム。エントリータイミングの判断に使う
  • 長期Williams %R:上位足(例:日足)でのモメンタム。大きな方向感の確認に使う
  • 2本が揃って-80以下:短期も長期も売られすぎ状態。ロング候補として見る
  • 2本が揃って-20以上:短期も長期も買われすぎ状態。ショート候補として見る
  • 2本が逆方向:短期と長期でモメンタムが異なる。方向が揃うまで待つ
  • -50ラインクロスで色が変わる:中間点を超えて方向が切り替わるタイミングとして使える

他のスクリプトとの違い

1つの時間軸だけを見ると見落としがちな「上位足の方向確認」を、時間軸を切り替えずに同一パネルで確認できます。マルチタイムフレーム分析をシンプルに実装したスクリプトです。

Williams %R + RSI + EMA — 3指標を1パネルに統合

Williams %R + RSI + EMA by Silver-Wong

Williams %R・RSI・EMAの3本のラインを同じスケール(0〜-100)に正規化して1パネルに表示するスクリプトです。3つの指標を切り替えながら確認する手間を省き、相互の位置関係を一度に把握できます。

Williams %R + RSI + EMA — 3指標を同スケールで1パネル表示

読み方と使い方

  • Williams %R(最も反応が速い):短期の動き出しを先に拾う
  • RSI(中程度の反応速度):Williams %Rが動いた後、RSIも同方向に動くかを確認する
  • EMA(最も遅い・スムーズ):全体的な方向感の確認に使う
  • 3本が揃って同方向:モメンタムが一致。エントリー根拠として強い
  • Williams %Rだけが先行して動き、RSIが追いかけてこない:Williams %Rのダマシの可能性。様子を見る

他のスクリプトとの違い

Williams %Rは反応が速い反面ダマシが多いです。このスクリプトではRSIで確認を取る設計になっています。Williams %Rのサインをそのまま使うのではなく、RSIの方向確認を加えることで精度を上げる考え方です。

RSI Confirm Trend with Williams %R — RSIとWilliams %Rを組み合わせてトレンド確認

RSI Confirm Trend with Williams (W%R) by JCCrypto

RSIの方向性をWilliams %Rで補強する構造のスクリプトです。背景色でトレンド状態を視覚化します。RSIが方向を示し、Williams %Rがそれを確認するという役割分担です。

RSI Confirm Trend with Williams %R — RSIとWilliams %Rでトレンド確認

読み方と使い方

  • 緑背景:RSIとWilliams %Rが共に強気方向。上昇トレンドが確認されている状態
  • 赤背景:RSIとWilliams %Rが共に弱気方向。下降トレンドが確認されている状態
  • 中立背景:2つの指標の方向が一致していない。方向感を決めかねている状態
  • 2つが一致した方向でのみエントリーを検討するフィルターとして使う

他のスクリプトとの違い

背景色の視覚化が強みで、チャートを見た瞬間にトレンドの状態が分かります。数値を読む手間を減らしたい場合に向いています。

どのスクリプトを選ぶか

こんな人におすすめ理由
Williams %Rのブレイクアウトを早く取りたい Trendlines and Breakouts版 オシレーター内のトレンドライン突破でサイン
上位足の確認を効率化したい Dual Timeframe版 2時間軸を1パネルで同時確認できる
Williams %RとRSIを組み合わせて使いたい Williams %R + RSI + EMA版 3指標を同スケールで比較できる
視覚的にトレンド状態を把握したい RSI Confirm Trend版 背景色でトレンドが瞬時に分かる

Williams %Rを使うときに知っておくこと

反応は速いが、ダマシも多い

Williams %Rは価格の最高値・最安値に対する現在値の位置を計算するだけなので、オシレーターの中でも特に素早く動きます。この反応の速さが長所ですが、同時にノイズにも敏感です。-20以上に達したからといって即ショートに入ると、強いトレンドの途中でポジションが潰れることがあります。他の指標で方向を確認してから使う組み合わせが基本です。

ストキャスティクスとの違い

Williams %Rとストキャスティクスは計算の基礎が近く、見た目も似ています。主な違いは表示のスケールです。ストキャスティクスは0〜100(80以上が買われすぎ)、Williams %Rは0〜-100(-20以上が買われすぎ)という逆向きの表示になっています。動き自体はほぼ同じですが、Williams %Rはスムージングなしの生の値を表示するため、ストキャスティクスより反応が速い場面があります。

-50ラインを使った方向判断

-20/-80の過熱ゾーンだけでなく、-50ラインも使えます。-50より上(-50〜0の範囲)は上側のレンジに価格がいる状態、-50より下(-50〜-100の範囲)は下側のレンジにいる状態です。-50ラインを上に超えて維持するなら強気方向、下に割って維持するなら弱気方向として読む使い方があります。Dual Timeframe版が-50クロスで色変更する設計もこの考え方に基づいています。

← インジケーターに戻る

口座診断

自分に合う口座、
3分で分かります

スタイル・資金・目的を入力すると、国内・海外18社から条件に合う口座を絞り込めます。ランキングではなく、あなたの条件で比較します。

口座を診断する(無料)

国内・海外18社を一括比較

インジケーター記事

TradingViewで使える
インジケーターを探す

MACD・RSI・ボリンジャーバンドなど、TradingViewのスクリプト選びと使い方をまとめています。

インジケーター記事をすべて見る →