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ピボットポイントの使い方とTradingViewで人気のセッションツール比較

読了時間 4 分

ピボットポイント(Pivot Points)は前日(または前週・前月)の高値・安値・終値から翌日の重要な価格水準を計算するテクニカル指標です。前日の3つの価格から中心価格(PP)を算出し、そこから支持線(S1・S2・S3)と抵抗線(R1・R2・R3)を導きます。

計算式:PP = (前日高値 + 前日安値 + 前日終値) / 3
R1 = 2×PP - 前日安値、R2 = PP + (前日高値 - 前日安値)
S1 = 2×PP - 前日高値、S2 = PP - (前日高値 - 前日安値)

ピボットポイントの特徴はシンプルに計算できる「翌日の節目」という点です。世界中の多くのトレーダーが同じ計算式を使うため、自己実現的なサポート・レジスタンスとして機能しやすいです。

ピボットポイントの種類

種類特徴向いている使い方
クラシック(標準)最もシンプル。(H+L+C)/3が基準一般的なサポレジ確認
フィボナッチフィボナッチ比率でS/Rを計算より細かい水準確認
カマリラ当日の値幅に基づいた8水準デイトレードの反転ゾーン
Woodie's終値を2倍で重みづけ終値重視のトレーダー
DeMark's始値・終値の大小で計算式が変わる翌日の方向性判断

TradingViewで人気の「ピボット」系スクリプト

TradingViewのピボットポイントカテゴリで現在最も人気が高いのは、ICT(Inner Circle Trader)系のセッション表示ツールです。伝統的なS1/S2/R1/R2の計算式より、セッション高安・キルゾーン・フロー分析を統合したツールが主流になっています。

ICT Everything — ICT概念のオールインワンツール

ICT Everything by coldbrewrosh

セッションハイライト・NYミッドナイトライン・週次/月次オープンレベル・CBDRアジアセッションボックス+逸脱ライン・ロンドンプロファイル・DXY COT Large Spec情報パネルなど、ICT概念の複数要素を一つにまとめたツールです。

ICT Everything — ICT全概念統合ツール(セッション・キルゾーン・COT等)

読み方と使い方

  • NYミッドナイトライン:NY真夜中(00:00 NY)の価格水準。1日の方向性の基準として使われる
  • 週次・月次オープンレベル:週始め・月始めの価格。大きな時間軸の参照水準
  • CBDRアジアセッションボックス:コンソリデーション(方向感なし)の時間帯を視覚化
  • DXY COT:機関投資家のUSDポジションの傾向確認

ICT Killzones [LuxAlgo] — キルゾーン+フィボナッチの組み合わせ

ICT Killzones by LuxAlgo

各キルゾーン(NY 07:00-09:00・ロンドン 02:00-05:00・ロンドンクローズ 10:00-12:00・アジア 20:00)を色付きボックスで表示し、各キルゾーンの価格レンジからフィボナッチリトレースメントを自動描画します。

ICT Killzones LuxAlgo — キルゾーンカラーボックス+フィボナッチ自動描画

読み方と使い方

  • 各キルゾーンのボックス内:その時間帯のボラティリティと価格帯を視覚的に確認
  • フィボナッチリトレースメント:キルゾーン内の高安を基準とした押し目・戻りの参照水準
  • フィボナッチ50%(CE):キルゾーン内の中心価格。OTEエントリーの目安

Trading Sessions [BigBeluga] — 4セッションのボリューム+デルタ表示

Trading Sessions by BigBeluga

東京・ロンドン・ニューヨーク・シドニーの4セッションをボックスで表示し、各セッションのボリュームとデルタ(買い-売り差)をリアルタイムで表示します。中点ラインと高安の延長線が日中のサポート・レジスタンスとして機能します。

Trading Sessions BigBeluga — 4セッションのボリューム・デルタ付きボックス表示

読み方と使い方

  • セッションの中点ライン:そのセッション参加者の平均的なエントリー水準
  • セッション高安の延長線:翌セッションのサポート・レジスタンス候補として延長表示
  • デルタ(買い-売り差):そのセッションでどちら方向の注文が優勢だったかを確認
  • デルタが正(買い優勢)でも価格が下落している場合:見えないところで大きな売りが吸収している可能性

伝統的なピボットポイントの実践的な使い方

PP・R1・S1をデイトレードの地図として使う

当日のセッション開始前にPP・R1・S1・R2・S2をチャートに引いておきます。価格がPPより上で推移していれば買い方向バイアス、下なら売り方向バイアスが基本です。R1・S1に到達したら反転・突破のどちらになるかを確認します。

週次・月次ピボットポイントで大きな方向感を確認する

日次ピボットより週次・月次ピボットの方が重要度が高いです。週次PPより上で推移している週は強気バイアス、下なら弱気バイアスとして日次トレードの方向フィルターに使えます。

他のインジとの組み合わせ

ピボットポイントはサポート・レジスタンスの「候補水準」です。ピボット水準だけでエントリーするのではなく、ローソク足パターン・RSI/ストキャスの過熱・ATRのボラティリティ確認・キルゾーンの時間帯と組み合わせて使うのが基本です。

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