TSI(True Strength Index)はWilliam Blauが開発したモメンタム系オシレーターです。価格変化の2重指数平滑化(EMAを2回かける)を行い、-100〜+100の範囲で表示します。計算の二重平滑化により、RSIやMACDより滑らかでノイズの少ないシグナルが得られます。
TSIの特徴は「価格の方向」と「その勢いの強さ」を同時に測れる点です。ゼロラインより上はモメンタムが強気方向、下は弱気方向。そして値が大きいほど勢いが強い状態を示します。
TradingViewで使えるTSIスクリプト
True Strength Index with Crossovers Alerts — クロスオーバー+アラート付き定番版
☞ True Strength Index with Crossovers Alerts by Charted_Trades
TSIラインとシグナルライン(TSIのEMA)の2本を表示し、クロスオーバーでアラートを出すスクリプトです。ゼロラインとシグナルラインを使ったエントリー判断ができます。

読み方と使い方
- TSIがゼロを上抜け:強気モメンタム開始のシグナル
- TSIがゼロを下抜け:弱気モメンタム開始のシグナル
- TSIがシグナルラインを上抜け:モメンタムが加速している
- ゼロライン付近でのシグナルクロス:方向転換の候補
- ±25〜±40を過熱ゾーンの目安として使う(設定による)
他のオシレーターとの違い
RSIが0〜100スケールなのに対してTSIは-100〜+100の対称スケール。2重平滑化によりRSIより動きが滑らかです。ゼロラインが自然な中立点として機能します。
TSIを使うときに知っておくこと
2重平滑化は遅延をもたらす
TSIはEMAを2回かけるため、RSIやストキャスティクスより反応が遅いです。短期のエントリータイミング取りには不向きで、トレンドの方向確認やフィルターとして使う方が適しています。
ゼロラインと過熱ゾーンを組み合わせる
ゼロラインでモメンタムの方向を確認し、過熱ゾーン(±25以上など)での反転を逆張りの候補として使う組み合わせが基本です。ゼロラインより上で過熱ゾーンから折り返したシグナルは「上昇継続中の一時的な過熱からの押し目」として読めます。