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Supertrendインジケーター、色変わりに頼らない使い方【TradingView】

読了時間 6 分

Supertrendは最もよく使われるATRベースのトレーリングストップインジケーターの一つです。価格の上下どちらにいるかで色が変わるラインがトレンドの方向を示し、損切りラインを兼ねるシンプルな構造が特徴です。

仕組みはATR(Average True Range)をベースにした動的な損切りラインです。ATRが大きい(ボラティリティが高い)局面では損切りラインが価格から遠ざかり、ATRが小さい(ボラティリティが低い)局面では近づく。この動きが相場の状況に自動で適応するトレーリングストップになっています。

(最初見たとき、移動平均線と何が違うのか分からなかった。MAは遅行するのに対して、Supertrendは「今のボラティリティに合わせて動く損切りライン」という感覚が分かってから使い方が変わった)

TradingViewで最もブーストされているインジケータースクリプトのひとつで、標準のシンプル版から機械学習を組み込んだ高度版まで複数の選択肢があります。

TradingViewで使えるSupertrendスクリプト

SuperTrend by KivancOzbilgic — 定番のシンプル版

SuperTrend by KivancOzbilgic

スクリプトの説明には「SuperTrendは最もよく使われるATRベースのトレーリングストップインジケーターの一つ」とあります。ATRの計算方法をRMA(デフォルト)とSMAで切り替えられるのが特徴です。パラメーターは期間(デフォルト10)と乗数(デフォルト3)の2つで構成されています。74,000を超えるブースト数はTradingViewのインジケータースクリプト全体でも上位クラスです。

SuperTrend by KivancOzbilgic — 緑/赤のATRトレーリングストップラインとBuy/Sellラベル

読み方と使い方

ラインが価格の下にあって緑色:上昇トレンド中。ラインが価格の上にあって赤色:下降トレンド中。ラインが反転して色が変わるタイミングでBuy/Sellラベルが表示されます。

  • 緑ライン=上昇トレンド中のトレーリング損切りライン。価格がこのラインを下に抜けると下降に転換
  • 赤ライン=下降トレンド中のトレーリング損切りライン。価格がこのラインを上に抜けると上昇に転換
  • 乗数(multiplier)を大きくする→ラインが価格から遠ざかり反転しにくくなる。長期保有・スウィング向き
  • 乗数を小さくする→ラインが価格に近づき反転しやすくなる。短期・スキャルピング向きだがダマシも増える

注意点

レンジ相場では頻繁に色が反転します。ADXやボリュームで先にトレンドを確認してから使うのが基本です。

他のスクリプトとの違い

最もシンプルで解説が多い。Supertrendを初めて使うならここから始めてほしいです。複雑な機能はなく、ATRトレーリングストップの純粋な動作を確認できます。

SuperTrend Take-Profit Dimensions by AlgoAlpha — 利確タイミングをスコア化

SuperTrend Take-Profit Dimensions by AlgoAlpha

標準Supertrendに「利確スコア(0〜100)」を追加したスクリプトです。過去のSupertrendのピボット(反転)時の出来高パーセンタイル・時間帯・レンジ内の位置の3軸を比較して、現在のバーが「利確に適した状態かどうか」をスコアリングします。チャートの右側にヒストグラム形式のダッシュボードが表示されます。

SuperTrend Take-Profit Dimensions — 利確スコアダッシュボード付きのSupertrend

読み方と使い方

Supertrendのシグナル自体は標準版と同じです。追加されたスコアを「利確判断の補助」として使います。

  • スコアが高い(0〜100のうち高い側):過去の同様の状況では利確するケースが多かった環境
  • スコアが低い:まだポジションを保持するケースが多かった環境
  • 出来高・時間帯・レンジ位置の3要素が揃ったタイミングで利確を検討する判断に使える

他のスクリプトとの違い

「入り口(エントリー)」ではなく「出口(利確)」の判断に特化した追加機能を持つ点がユニークです。Supertrendに乗った後、どこで利確すれば良いか迷いやすいトレーダーに向いています。エントリーは他のインジや判断で行い、このスクリプトを出口管理の補助として使う形が自然です。

SuperTrend Logistic Regression by Flux Charts — 各フリップをMLが確率スコアで評価

SuperTrend Logistic Regression by Flux Charts

Supertrendが方向転換(フリップ)するたびに、そのシグナルの信頼性をロジスティック回帰(機械学習)で確率スコア(0〜100%)として表示するスクリプトです。ローソク足・トレンド・テクニカルインジケーターの14個の特徴量で学習し、フリップごとに「46%」「78%」などのラベルが表示されます。

SuperTrend Logistic Regression — フリップ確率スコア表示付きのML型Supertrend

読み方と使い方

Supertrendのフリップが発生するたびに確率スコアが表示されます。このスコアを使ってフリップの質を判断します。

  • 高スコアのフリップ(例:70%以上):過去の類似パターンでよく続いた転換。乗る判断の根拠になる
  • 低スコアのフリップ(例:30%以下):ダマシの可能性が高いフリップ。スキップするか小さめのポジションで入る
  • 同じSupertrendのシグナルでも「高確率フリップだけ取る」フィルタリングが可能になる

他のスクリプトとの違い

Supertrendのシグナルを全部取るのではなく、機械学習スコアでフィルタリングするという発想が特徴です。Supertrendはシグナルが多いインジなので、「シグナル数を絞って質を上げる」アプローチとして使えます。MLスコアの解釈に慣れが必要ですが、そこを乗り越えれば精度向上の可能性があります。

Conflux 4 by Anonycryptous — 4つのフィルターが揃ったときだけシグナルを出す複合型

Conflux 4 by Anonycryptous

Supertrend・VHMA 200・EMA・RSI・ADXの4つのフィルターがすべて同じ方向に一致したときのみシグナルを発生させる複合インジケーターです。右側のダッシュボードに各フィルターの現在状態が一覧で表示され、「4/4 FILTERS」が揃ったときにエントリーを検討する設計です。ENTRYの目安価格とTP1〜TP4の4段階の利確水準も自動計算されます。

Conflux 4 — Supertrend+VHMA+EMA+RSI+ADXの4フィルター一致でシグナル発生

読み方と使い方

ダッシュボードのフィルター状態を確認することが中心の使い方です。

  • 4/4 FILTERS揃い:すべての条件が同じ方向を指している。最も信頼性の高いシグナル
  • 3/4 FILTERS:1つだけ方向が合っていない。エントリーを待つか、見送る
  • 2/4以下:方向感がない。エントリーしない
  • TP1〜TP4の利確水準:トレンドの強さに応じて段階的に利確する判断の目安として使える

他のスクリプトとの違い

Supertrendはあくまで4フィルターの一つで、残りの3つ(VHMA・RSI・ADX)が全員賛成しないとシグナルが出ません。これにより誤シグナルを大きく減らせる反面、シグナルの頻度は下がります。「少ないシグナルを高い確信度で取りに行きたい」スタイルに向いています。

どのスクリプトを選ぶか

こんな人におすすめ理由
Supertrendを初めて使う KivancOzbilgic版 最もシンプルで解説が多い定番
入った後どこで利確すべきか悩む Take-Profit Dimensions 出来高・時間帯・位置の3軸で利確スコアを表示
ダマシのシグナルを減らしたい Logistic Regression MLスコアでフリップの質をフィルタリング
複数インジの条件が全部揃ったときだけ入りたい Conflux 4 4フィルター同時一致のときのみシグナル発生

Supertrendを使うときに知っておくこと

レンジ相場ではシグナルが乱れる

Supertrendはトレンドが出ている相場で機能します。価格が横ばいのレンジ相場ではラインの色が頻繁に反転して往復びんたになりやすいです。KivancOzbilgic版の説明にある通り、ATRがボラティリティを測る指標のため、ボラティリティが低いレンジ環境でも小さな値動きに反応してしまいます。事前にADXで25〜30以上かどうかを確認する使い方が基本です。

乗数の設定で性格が大きく変わる

デフォルトの乗数は3です。これを変えると動作が大きく変わります。

  • 乗数1〜2:敏感に反応。短期・スキャルピング向きだが、誤シグナルが増える
  • 乗数3(デフォルト):標準的なバランス
  • 乗数4〜5以上:反転しにくい。大きなトレンドを長期で追いかける場合に向いている

通貨ペアや時間軸によって相性がある数値は変わります。まずデフォルトで感覚をつかんでから、自分のトレードスタイルに合わせて調整するのが確実です。

トレーリングストップとして使う

Supertrendの本来の役割は「動的な損切りライン」です。エントリーシグナルとして使うだけでなく、ポジションを持ち続ける間の損切り管理ラインとして活用する方法があります。トレンドが続く限りラインが追いかけてきて、反転したら自動的に損切りが執行される形です。この使い方をすることで利益を引き伸ばしながら損失を限定できます。

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