インジケーター

ROC(Rate of Change)——価格の変化率を測るシンプルなモメンタム指標

読了時間 3 分

ROC(Rate of Change、変化率)は最もシンプルなモメンタム系指標の一つです。計算式は「(当日値 − n期前の値)÷ n期前の値 × 100」で、n期間前と比べて価格が何%変化したかを示します。

ROCがゼロより上にあれば、n期前より価格が上昇しています。ゼロより下にあれば下落しています。ゼロラインのクロスがモメンタムの方向転換の基本シグナルです。

シンプルなだけにノイズも多いです。単独で使うより、トレンドフィルター(EMA・SMAの方向)と組み合わせてモメンタムの方向確認として使うのが実務的です。

TradingViewで使えるROCスクリプト

ROC Pulse: Rate of Change with Historical Echo — 過去の同水準との比較機能

ROC Pulse by pcingari

直近バーのROC値と過去を照合し、同水準のROCが発生した最新バーへ点線で結ぶ「ヒストリカルエコー」機能を持つスクリプトです。「同じROC水準のとき過去に何が起きたか」を視覚的に参照できます。

ROC Pulse — ヒストリカルエコー機能でROC同水準の過去事例を参照

読み方と使い方

  • 現在のROC水準:今の価格変化率がどの水準にあるかを確認
  • ヒストリカルエコー(点線):同じROC水準が過去に発生したときのバーを参照。過去に同水準でどう動いたかを確認できる
  • Max/Minマーカー:ROCの局所的な高値・安値を表示。転換点の参考になる

他のスクリプトとの違い

過去の同水準を参照できる「ヒストリカルエコー」がユニークです。「このROC水準は過去に何度か出ており、そのとき○○の動きが多かった」という統計的な視点を加えられます。

Volatility-Adjusted Rate of Change [QuantAlgo] — ATRで正規化した一貫性のあるROC

Volatility-Adjusted ROC by QuantAlgo

価格変化量をATR(Average True Range)で正規化したモメンタムオシレーターです。ボラティリティが高い時期と低い時期でROCの値が大きく異なる問題を解決し、一貫した読み取りが可能になっています。

Volatility-Adjusted ROC QuantAlgo — ATR正規化で一貫したROC読み取り

読み方と使い方

  • ATR正規化されているため、ボラティリティが異なる時期の比較が容易
  • 通常のROCより過熱水準が安定している。高ボラ時に過熱と誤認しにくい
  • 複数通貨ペアを比較するときにも使いやすい

Rate of Change - ROC | TR — デュアルモード(ROC/ヒートマップ)

Rate of Change | TR by Tiagorocha1989

ROC表示とヒートマップ表示のデュアルモードと、MA種別の選択に対応した強化版ROCです。計算式は「(当日値 - n期前値) / n期前値 × 100」の標準ROCです。

Rate of Change TR — デュアルモード(ROC/ヒートマップ)+MA種別選択

ROCを使うときに知っておくこと

期間設定でキャラクターが変わる

ROCの期間が短い(例:5〜10)と短期のモメンタムに敏感で変動が大きい。長い(例:20〜50)とトレンドの大きな方向を示しますが反応が遅くなります。日足で使う場合、14が標準的な出発点です。

ゼロラインより他のオシレーターとの組み合わせ

ROC単体のゼロラインクロスは頻繁に発生してノイズが多いです。EMA方向フィルター(上向きEMAのときだけROCのプラスシグナルを取る)、ATRフィルター(最低ボラティリティを超えているときだけ)などと組み合わせて使うのが実務的です。

← インジケーターに戻る

口座診断

自分に合う口座、
3分で分かります

スタイル・資金・目的を入力すると、国内・海外18社から条件に合う口座を絞り込めます。ランキングではなく、あなたの条件で比較します。

口座を診断する(無料)

国内・海外18社を一括比較

インジケーター記事

TradingViewで使える
インジケーターを探す

MACD・RSI・ボリンジャーバンドなど、TradingViewのスクリプト選びと使い方をまとめています。

インジケーター記事をすべて見る →