RMI(Relative Momentum Index)はRoger Altmanが1993年にStocks & Commodities誌で発表したRSIの発展形です。通常のRSIが「当日終値と前日終値の差」でUP/DOWNを計算するのに対して、RMIは「当日終値とx日前の終値の差」を使います。この「ルックバック期間」を変えることで、RSIより滑らかに推移するオシレーターになります。
表示範囲は0〜100でRSIと同じです。標準的なパラメーターはlength=14、momentum=3(3日前の終値との比較)です。momentumを大きくするほど動きが滑らかになりますが、その分シグナルが遅れます。
TradingViewで使えるRMIスクリプト
Relative Momentum Index by everget — Roger Altman原典実装
☞ Relative Momentum Index by everget
Roger Altmanの1993年論文に基づく原典実装です。シンプルなRMIラインと70/30の基準線を表示します。

読み方と使い方
- 70以上:買われすぎ候補。RSIより動きが滑らかなため、過熱感が長めに継続しやすい
- 30以下:売られすぎ候補
- 50ライン:中間基準。50を上回って維持するなら買い方向バイアス、下回るなら売り方向
- RSIより滑らかなため、ノイズが少なくトレンドの大きな流れを確認するのに使いやすい
RSIとの違い
RSIは当日終値と前日終値の差を使うため、1本ずつの変化に反応します。RMIはx日前との差を使うため、より長い時間スパンの動きを反映します。結果としてRMIはRSIより滑らかで、トレンドの大きな流れの確認に向いています。
Renko+Moving Average+RMI Alert by JustUncleL — Renkoとの組み合わせ特化版
☞ Renko+MA+RMI Alert by JustUncleL
Renkoチャートに特化したRMI実装です。EMA方向フィルターとアラート機能を搭載しています。RenkoチャートでのRMIシグナルをEMAの方向と組み合わせてフィルタリングします。

読み方と使い方
- RMIシグナル:EMA方向と一致したときのみシグナルを発火
- Renkoチャートはノイズを除去するため、RMIのシグナル品質が上がる
- EMAが上向きでRMIが30以下から反転:買いシグナル候補
RMIを使うときに知っておくこと
momentumパラメーターで感度を調整
momentum=1にするとRSIと同じになります。momentum=3(デフォルト)はより滑らか。momentum=5〜10にするとさらに長期的な動きを反映します。スキャルピングなら小さいmomentum、スイングなら大きいmomentumが向いています。
RSIと並べて確認する
RMIとRSIを同時に表示すると、「RSIは反転しているがRMIはまだ同方向」という場面が分かります。RMIがRSIより遅れて確認したタイミングは、ダマシが少ないエントリー候補として使えます。