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Order Block(オーダーブロック)とは何か、TradingViewスクリプト比較【SMC】

読了時間 6 分

Order Block(オーダーブロック)はSMC(Smart Money Concepts)・ICT(Inner Circle Trader)手法の核心概念です。大きな価格の動きが起きる直前の最後のローソク足が、機関投資家の注文が置かれた価格帯として機能するという考え方です。

強気OB(Bullish Order Block)は強い上昇が起きる前の最後の陰線(下降ローソク)、弱気OB(Bearish Order Block)は強い下落が起きる前の最後の陽線(上昇ローソク)として定義されます。価格がこのゾーンに戻ってきたとき、機関投資家の未執行注文がまだ残っている可能性があり、反発しやすいという考え方です。

(最初は「最後の陰線が全部強気OB」と思っていたけど、それだとチャートにゾーンだらけになって使えない。良いOBには条件があって、流動性取得→強いディスプレイスメント→BOS/MSSという文脈が重要というのが分かってから見方が変わった)

ただし、すべての「最後の陰線/陽線」が機能するわけではありません。質の高いOBには次の条件が伴います。①直前に流動性取得(前回高安値の一時的な超え)がある、②強い実体足(ディスプレイスメント)が続く、③市場構造の転換(BOS/MSS)が確認できる、④上位足のバイアスと一致している。

TradingViewで使えるOrder Blockスクリプト

Pivot Order Blocks — ピボット反転ローソク足ベースのシンプルOB

Pivot Order Blocks by TradingWolf

ピボット反転が確認されたローソク足の始値・終値にボックスをプロットするスクリプトです。ピボット高値・安値が確認されると自動でOBゾーンを描画します。ユーザー設定でピボット検出距離・ボックス延長・色を変更できます。TradingViewのOBカテゴリで3,989ブーストを持つ定番スクリプトです。

Pivot Order Blocks — ピボット反転確認後にOBボックスを自動描画

読み方と使い方

  • 緑のボックス(Bullish OB):ピボット安値が確認された足の価格帯。価格が戻ってきたときの押し目買い候補ゾーン
  • 赤のボックス(Bearish OB):ピボット高値が確認された足の価格帯。戻り売り候補ゾーン
  • 価格がボックスに入ったとき:ゾーン内で反発するかどうかを確認。抜けた場合はゾーンの無効化
  • ピボット検出距離の設定:値を大きくするほど大きな波のOBのみを検出。小さいとノイズが増える

他のスクリプトとの違い

ピボット確認後にOBを描画するため、確定したOBのみが表示されます。リアルタイムに変化しない(ノーリペイント)設計です。シンプルで分かりやすいため、OBを初めて使う場合の出発点として適しています。

Mitigation Block Quality [AGPro Series] — OBミティゲーションの品質をA/B/Cでグレーディング

Mitigation Block Quality [AGPro Series] by AGProLabs

OBがミティゲーション(価格がゾーンに戻る)された際の反発強度をATR正規化でA・B・Cにグレーディングするスクリプトです。ダッシュボードにリアルタイムで成功率・ストリーク・上位足アライメントを表示し、Grade Aミティゲーションにアラートを設定できます。

Mitigation Block Quality — OB反発強度をA/B/Cグレードで評価するダッシュボード

読み方と使い方

  • Grade A:ATR正規化した反発幅が大きい高品質なミティゲーション。このレベルのOBを優先して追う
  • Grade B:中程度の反発。状況によって使うかどうかを判断する
  • Grade C:反発が弱い。ノイズに近い。次のOBを待つ
  • ダッシュボードの成功率:そのOBが過去に何%の確率で機能したかを表示
  • Grade Aのアラート:高品質なミティゲーションが発生したときに通知を受けられる

他のスクリプトとの違い

「OBを表示する」だけでなく、「どのOBが機能しやすいか」を過去データから評価する点が独自です。全てのOBを平等に扱うのではなく、品質スコアで絞り込んで使えます。

Luxy BOSS MODE — 6エンジン統合のサポレジシステム

Luxy BOSS MODE - Support & Resistance by orenluxy

スウィングピボット・OB・Volume POC・FVG・Liquidity Pools・Anchored VWAPの6種類の検出エンジンを統合したS/Rシステムです。各ゾーンを0〜100でスコアリングし、マーケットレジームに応じてウェイトを自動調整します。エントリー・SL・TPとポジションサイズを自動計算するTrade Plan Generatorも内蔵しています。

Luxy BOSS MODE — 6エンジン統合S/Rシステム+Trade Plan Generator

読み方と使い方

  • 高スコアゾーン(0〜100):複数の検出エンジンが同じ価格帯を認識している。単一エンジンのOBより信頼性が高い
  • スコアが低いゾーン:1〜2つのエンジンのみ。信頼性は中程度
  • Trade Plan Generator:エントリー候補ゾーンに到達したとき、SL・TP・ポジションサイズを自動計算
  • 複数の概念(OB・FVG・VWAP・Liquidity)が重なる場所:特に注目すべきゾーン

他のスクリプトとの違い

OB単独ではなく、FVG・VWAP・流動性ゾーンなどSMC系の複数概念が重なる場所を自動的に特定します。手動で複数のインジを並べる手間を省きます。

BB Order Blocks — ボリンジャーバンドで支持・抵抗ゾーンを特定

BB Order Blocks by TradingWolf

ボリンジャーバンドの最高値・最安値を検出してサポート・レジスタンスゾーンとして表示するスクリプトです。バンドが更新されるか期限切れになるとゾーンが消えます。バンドの長さ(20/50/100/200)と標準偏差3を使った設計です。

BB Order Blocks — ボリンジャーバンドの最高値・最安値でS/Rゾーンを描画

読み方と使い方

  • BBの最高値エリア(上限バンドの到達点):過去に価格が届いた上限付近の抵抗ゾーン
  • BBの最安値エリア(下限バンドの到達点):過去に価格が届いた下限付近の支持ゾーン
  • ゾーンが消えた:新しいBBの更新があった。旧ゾーンは無効化
  • ゾーンが重なっている場所:過去複数回にわたって価格が到達した重要水準

他のスクリプトとの違い

ローソク足のプライスアクションではなくボリンジャーバンドの統計的な上下限から支持抵抗を定義する独自アプローチです。SMC的なOBとは考え方が違いますが、価格が到達しやすい重要ゾーンとして機能します。

どのスクリプトを選ぶか

こんな目的におすすめ理由
OBの基本を学びながら使いたいPivot Order Blocksシンプルでノーリペイント、解説が多い
OBの品質を評価してから使いたいMitigation Block QualityA/B/Cグレードで機能しやすいOBを絞り込める
複数のSMC概念を統合して見たいLuxy BOSS MODE6エンジン統合でゾーンの重なりを自動特定
統計的な支持抵抗を確認したいBB Order Blocksボリンジャーバンドベースの客観的なゾーン

Order Blockを使うときに知っておくこと

すべての「最後の陰線/陽線」は機能しない

OBを表示するインジを入れると、チャートにゾーンが大量に表示されます。これらを全部エントリー候補として扱うと機能しないゾーンだらけになります。品質の高いOBには①流動性取得の後、②強いディスプレイスメントが伴う、③BOS/MSSの確認ができる、④上位足のバイアスと一致しているという条件が揃います。

ミティゲーション後の動きを確認する

価格がOBゾーンに入ったことだけでエントリーするのは機能しません。Mitigation Block Qualityスクリプトが示す通り、ゾーンへの接触後の反発の強さ(グレード)が重要です。ゾーンに入っても小さな反発で終わる場合、そのOBは機能していない可能性が高いです。ゾーン内での反発確認(下位足でのMSS、強い反転ローソク足など)を待ってからエントリーするのが基本です。

FVGやVWAPとの重なりで精度が上がる

OBが単独で存在する場所より、FVGやVWAPやフィボナッチリトレースメントなどの他の分析と同じ価格帯に重なっている場所の方が、複数の根拠が集まるため機能しやすい傾向があります。Luxy BOSS MODEがこの考え方を自動化しています。

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