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MFIインジケーター(マネーフローインデックス)、出来高加重RSIの使い方【TradingView】

読了時間 4 分

MFI(Money Flow Index、マネーフローインデックス)はRSIに出来高の概念を加えたオシレーターです。「出来高加重RSI」と呼ばれることもあります。価格の方向だけでなく、その動きに出来高が伴っているかどうかを同時に確認できます。

RSIは価格変動の速度と大きさを測りますが、出来高を考慮しません。MFIは「価格が上がったときの出来高」と「価格が下がったときの出来高」の比率から計算されます。結果として、大量の出来高を伴った価格変動はMFIに強く反映され、薄い出来高での価格変動はMFIにほとんど反映されません。

(MFIがRSIより遅れることがある。最初は「同じようなものだな」と思っていたけど、RSIが70超えでもMFIがまだ50付近のとき、「価格だけ上がっていて出来高が伴っていない上昇」というのが分かってから使い方が変わった)

FXではtick volumeが使われますが、流動性の高い通貨ペアではtick volumeと実出来高の相関が高いとされています。

TradingViewで使えるMFIスクリプト

Smart Money Flow Oscillator — 機関投資家参入バーのみを強調するフィルタリング型

Smart Money Flow Oscillator by MarkitTick

従来のMFIやOBVが持つノイズ問題を「Efficiency Multiplier」で解決するスクリプトです。機関投資家の参入を示すと想定されるバーのみを強調し、通常のノイズバーの影響を抑えるLogic Flow Architectureを採用しています。CDFモード(累積分布)とMTFモード(マルチタイムフレーム)も搭載しています。

Smart Money Flow Oscillator — Efficiency Multiplierで機関投資家参入バーを強調

読み方と使い方

  • ゼロラインより上:スマートマネーの流れが買い方向に優勢
  • ゼロラインより下:スマートマネーの流れが売り方向に優勢
  • Efficiency Multiplierが高いバー:出来高効率が高い、つまり機関投資家の参入可能性が高いとされるバー
  • CDFモード:累積分布モードで、より長期の流れを確認するのに使う
  • MTFモード:上位足のマネーフローを同一パネルで確認できる

他のスクリプトとの違い

通常のMFIは全バーを同等に扱いますが、このスクリプトは「重要なバー」と「ノイズバー」を区別するフィルタリングが核心です。機関投資家の動きを想定した読み方ができます。

Volume Weighted RSI PRO — MFIとVWRSIの二重レイヤーで合流シグナル

Volume Weighted RSI PRO by Anonycryptous

標準RSIが出来高を無視する問題を出来高加重計算(VW)で解消したスクリプトです。MFIとの二重レイヤーで、両方が同じ方向を示す場面に合流シグナルを生成します。

Volume Weighted RSI PRO — VWRSI+MFIの二重レイヤーで合流シグナル

読み方と使い方

  • VWRSIとMFIが両方とも同じ方向(例:両方とも上昇):出来高と価格モメンタムが一致している強い状態
  • RSIは高値を更新しているがVWRSIが更新していない:出来高が伴っていない上昇。ダイバージェンスとして見る
  • 合流シグナル(両方が条件を満たす):単一指標より根拠が強いエントリー候補
  • 80以上:買われすぎ候補(出来高も伴っている場合)、20以下:売られすぎ候補

他のスクリプトとの違い

RSI単体では見えない「出来高の裏付け」を追加することで、価格だけが動いているのか出来高も伴っているのかを区別できます。VWRSIとMFIのどちらもシグナルを出しているときを高品質なエントリーとして絞り込む使い方が特徴です。

Discrete Fourier Transformed MFI — フーリエ変換でノイズを除去

Discrete Fourier Transformed Money Flow Index by hpotter

MFIにDiscrete Fourier Transform(離散フーリエ変換)による平滑化を組み合わせたスクリプトです。短期的なノイズを除去し、主要な周期成分だけを表示します。標準のMFIより動きが滑らかになり、トレンドの大きな流れを確認しやすくなります。

Discrete Fourier Transformed MFI — フーリエ変換でノイズ除去した滑らかなMFI

読み方と使い方

  • ラインが滑らかになっているため、大きなトレンドの転換を見やすい
  • ゼロライン(50)を上回って維持:マネーフローが買い方向に優勢な状態が続いている
  • ゼロラインを下回る:売り方向に転換している
  • 価格が高値を更新してもMFI DFTが高値更新しない:ダイバージェンス。出来高が伴っていない上昇

他のスクリプトとの違い

通常のMFIは短期のノイズに敏感で読みにくい場面があります。フーリエ変換による平滑化でノイズを除去することで、大きな流れだけを読むのに使いやすくなっています。スキャルピングより中長期の方向確認に向いています。

どのスクリプトを選ぶか

こんな目的におすすめ理由
機関投資家の参入を想定した見方をしたい Smart Money Flow Oscillator Efficiency Multiplierで重要バーを強調
RSIとMFIを組み合わせて根拠を強化したい Volume Weighted RSI PRO 両方が一致する合流シグナルで精度向上
ノイズを除去して大きな流れを読みたい DFT MFI フーリエ変換で主要周期のみ表示

MFIを使うときに知っておくこと

RSIとの使い分け

RSIは価格だけでモメンタムを測ります。MFIは価格と出来高の両方を使います。RSIとMFIが同じ方向を示していれば根拠が強く、逆方向を示していれば(RSIは高くてもMFIが低い)「出来高を伴っていない動き」として注意が必要です。

FXのtick volume問題

スポットFXには中央取引所がないため表示される出来高はtick volumeです。MFIの絶対値より「方向と変化の傾向」を見ることが重要です。

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