Mass Index(マスインデックス)はDonald Dorseyが1992年に発表した指標です。高値と安値の差(レンジ)の動きを測定することで、トレンドの反転候補を検出します。
計算の考え方は「高値と安値の差(レンジ)がある一定期間で広がった後に収縮すると、トレンドが転換しやすい」というものです。具体的には、高値と安値の差の指数移動平均と、その移動平均の移動平均の比率を累積します。
最大の特徴は「Reversal Bulge(リバーサル・バルジ)」という反転シグナルです。Mass Indexが27に達した後、26.5を下回ると反転の候補とみなします。ただしこのシグナル自体は方向を示しません。現在のトレンド方向に応じて、逆方向への転換を検討します。
TradingViewで使えるMass Indexスクリプト
Mass Index by everget — Donald Dorsey原典実装
Donald Dorseyの1992年論文に基づく原典実装です。インジが27に達し26.5を下回ると潜在的なトレンド転換シグナルを示します。Built-in版とAdvanced版(期間9/25/27)を比較表示する機能もあります。

読み方と使い方
- 27ライン:Mass Indexがここに到達したら反転バルジの条件を満たしている
- 26.5ライン:27を超えた後にここを下回ると「Reversal Bulge(反転バルジ)」のシグナル
- 反転バルジ後:EMAやトレンドラインで現在のトレンド方向を確認し、逆方向への反転を検討
- 注意:シグナル自体に方向性はない。強気トレンド中のバルジは下落転換候補、弱気トレンド中のバルジは上昇転換候補として読む
Reversal Points by alexgrover — Mass Indexに着想を得た反転検出
☞ Reversal Points by alexgrover
Mass Indexに着想を得たトレンド反転検出スクリプトです。インジがトリガーラインをクロスアンダーするとトレンド停止の可能性を示し、価格チャート上のオレンジのドットで反転候補を表示します。

読み方と使い方
- オレンジのドット(価格チャート上):反転候補のタイミングを視覚的に確認
- インジのトリガーラインクロスアンダー:トレンドが停止する可能性のタイミング
- ドット出現後:方向の確認を待ってからエントリーを検討する
Mass Indexを使うときに知っておくこと
方向シグナルではなく反転候補を示すだけ
Mass Indexは「そろそろ転換するかもしれない」という候補タイミングを示しますが、上か下かは示しません。EMA・SMAのトレンド方向、サポート・レジスタンスの位置、ローソク足パターンなど他の手段で方向を確認してから使うのが基本です。
Reversal Bulgeが少ないので見逃しにくい
Mass Indexが27まで上がるのは比較的まれな出来事です。頻繁にシグナルが出るオシレーターと違い、Reversal Bulgeは少ない分、出たときに注意を払いやすいです。出現頻度が少ないことを期待値として活用できます。