KDJ(KDJインジケーター)はストキャスティクスをベースに、K・D・Jの3本のラインで構成される指標です。アジア圏、特に中国のトレーダーに広く使われており、TradingViewでも22,000以上のユーザーが使用しています。
計算の仕組みはストキャスティクスに近いです。K値はストキャスティクスの%Kに相当し、D値はKの移動平均です。J値はK・Dから計算される増幅ライン「J = 3K - 2D」で、K・Dより大きく振れ、0〜100の範囲を超えることもあります(マイナスや100超えになることがある)。
(KDJのJ線が100を超えたり0を下回ったりするのが最初は混乱した。ストキャスティクスは0〜100に収まるのに、Jラインはそれを超えるから「壊れているのか?」と思っていた。これがKDJの特徴で、より早く反応するための設計)
TradingViewで使えるKDJスクリプト
KDJ by HPotter — シンプルな定番KDJ
KDJ indicator + 強気・弱気の背景色表示を持つシンプルな実装です。TradingViewで最もブーストされているKDJスクリプト(1,875ブースト)で、解説記事でよく使われています。3本のライン(K・D・J)と背景色でトレンドの方向感を一目で確認できます。

読み方と使い方
- Jライン(最も敏感)が80以上:買われすぎゾーン。ストキャスティクスより早く反応する
- Jラインが20以下(または0未満):売られすぎゾーン
- K・DラインとJラインのクロス:方向転換のシグナル
- K・Dが20以下でJが下から折り返し:底打ちの初期シグナル
- 背景色が緑:強気バイアス。背景色が赤:弱気バイアス
他のスクリプトとの違い
ストキャスティクスの%K・%Dに加えてJラインが加わることで、より早いシグナルが得られます。Jラインは振れ幅が大きいため、過熱感をより強く示します。
KDJ Advanced Momentum & Reversal Strategy — Jラインクロスでエントリー/エグジット自動判定
☞ KDJ L2: Advanced Momentum & Reversal Strategy by KDJLabsAdvanced
JラインのクロスでBUY/SELLシグナルを生成し、ストップロス・テイクプロフィット管理まで含めたストラテジー型スクリプトです。Jラインの感度の高さを活かしたエントリー・エグジット判定に特化しています。

読み方と使い方
- JラインがDまたはKを上抜け:BUYシグナル候補
- JラインがDまたはKを下抜け:SELLシグナル候補
- シグナルはJラインの感度の高さから早めに出る分、ダマシも発生しやすい
- SL・TP設定:リスクリワードを自動計算して表示
他のスクリプトとの違い
シグナルだけでなくリスク管理(SL・TP)まで含めた実戦型ツールです。KDJのシグナルをそのままトレードに使いたい場合の出発点として使えます。
RCYC (KDJ+RSI) — KDJとRSIを組み合わせてローソク足を色分け
☞ RCYC Bullish Bearish Indicator by TehThomas
KDJとRSIを組み合わせてローソク足をカラーコードで色分けするスクリプトです。両方の指標が一致したタイミングでシグナルを強調します。

読み方と使い方
- KDJとRSIが両方とも強気を示す:ローソク足が強調色に変わる。2つの指標が一致した場面
- どちらか一方だけのシグナル:ローソク足は通常色
- 価格チャートを見ながらローソク足の色で状態を瞬時に確認できる
他のスクリプトとの違い
KDJとRSIを別々に表示するのではなく、ローソク足の色として統合することで、価格チャートを見ながら状態確認ができます。
KDJとストキャスティクスの違い
KDJはストキャスティクスの発展版です。ストキャスティクスは%K・%Dの2本ですが、KDJはJ線を加えた3本構成です。J線はK・Dより振れ幅が大きく、過熱感をより早く・より強く示します。0〜100の範囲を超えることもあります。
アジア圏の取引所(特に中国の株式・暗号資産市場)ではKDJが標準的に使われています。FXでも使えますが、日本の国内トレーダーより中国・アジア系のコミュニティでよく使われている指標です。