DPO(Detrended Price Oscillator、トレンド除去価格オシレーター)は価格からトレンド成分を取り除いて、周期的な価格の動きを観察するための指標です。通常のモメンタム系オシレーターと違い、トレンドの方向判断には使いません。
計算方法は、移動平均を「(期間÷2)+1バー」だけ過去にシフトし、それを現在の価格から引きます。この操作でトレンド成分が除去され、価格の周期的な波だけが残ります。
TradingViewのライブラリノートによれば「普通のモメンタムと違う見方を追加できる」「サイクル観察の入口に向いている」と整理されています。
DPOの主なTradingViewスクリプト
Detrended Price Oscillator by HPotter — 定番の古典実装
☞ Detrended Price Oscillator by HPotter
19,000以上のユーザーを持つ定番のDPO実装です。シンプルにDPO値をゼロラインを基準に表示します。
読み方と使い方
- DPOがゼロより上:価格が過去の平均より上のサイクル段階にある
- DPOがゼロより下:価格が過去の平均より下のサイクル段階にある
- ゼロラインクロス:サイクルの変わり目の参考として使う
- DPOの高値・安値の周期:相場の繰り返しパターンの観察に使う
DPOを使うときに知っておくこと
トレンド判断には使わない
DPOはトレンド成分を意図的に除去しているため、トレンドの方向判断には不向きです。「今が上昇サイクルの中にいるか下降サイクルの中にいるか」という周期分析に使います。
他のオシレーターとの組み合わせ
RSIやストキャスティクスでモメンタムの過熱を確認し、DPOでサイクルの段階を確認するという組み合わせがあります。両者がピークアウトのサインを示したとき、反転の信頼性が上がります。