Choppiness Index(チョッピネスインデックス)はE.W. Dreissが開発した指標です。相場が「トレンド相場」か「チョッピー(方向感のない)相場」かを数値化します。
値域は0〜100で、高い値ほどチョッピー(レンジ・方向感なし)、低い値ほどトレンディ(一方向への強い動き)を示します。一般的な参照水準はフィボナッチ数値を使った61.8と38.2です。
最大の特徴は「相場の状態を判定するフィルター」として使う点です。チョッピネスインデックス自体はエントリーシグナルを出しません。「今がトレンド相場かレンジ相場か」を判定して、他のインジケーターのシグナルをフィルタリングするのが本来の使い方です。
(ストキャスやMACDのシグナルを全部取ってみたとき、レンジ相場での往復びんたが多すぎた。チョッピネスが61.8以上の時はシグナルを無視するというルールを加えたら随分改善した)
TradingViewで使えるChoppiness Indexスクリプト
FREE INDICATOR: CHOPPINESS INDEX "TREND DETECTION FROM CHAOS" — 本家Choppiness Index
☞ Choppiness Index "TREND DETECTION FROM CHAOS" by TheLark
E.W. Dreissのカオス理論から生まれた本家Choppiness Indexの実装です。スクリプトの説明によれば、61.8以上は非常にチョッピー(レンジ)、38.2以下は非常にトレンディな状態を示します。TradingViewで1,300ブースト・40,000閲覧を持つ定番スクリプトです。

読み方と使い方
- 61.8以上:非常にチョッピーな相場。トレンドフォロー系インジのシグナルをスキップする
- 38.2以下:非常にトレンディな相場。トレンドフォロー系インジのシグナルを積極的に取る
- 38.2〜61.8の中間:通常の相場。標準的な判断を維持する
- 低水準からの急上昇:トレンドが終わりチョッピーな局面に入った可能性
- 高水準からの急低下:レンジ終了、トレンド発生の可能性
他のスクリプトとの違い
最もシンプルな本家実装です。理解しやすく、他のインジのフィルターとして組み合わせるベースとして使いやすいです。
CHOP Filter (ADX + Choppiness Index) — ADXと組み合わせた3色フィルター
☞ CHOP Filter (ADX + Choppiness Index) by hedge2
スクリプトの説明によれば、ADXとChoppiness Indexを組み合わせて緑・黄・赤の3色で相場環境を判定するハイブリッドフィルターです。緑=強トレンド(ADX高+低チョピネス)、黄=ADXは高いが高チョピネス(不安定なトレンド)、赤=弱トレンド・レンジ相場を示します。

読み方と使い方
- 緑:ADXが高くかつChoppiness Indexが低い。最も信頼性の高いトレンド環境。エントリーシグナルを積極的に取る
- 黄:ADXは高いがChoppiness Indexも高い。不安定なトレンド。シグナルに注意が必要
- 赤:レンジ・チョッピーな相場。トレンドフォロー系のシグナルをスキップする
他のスクリプトとの違い
チョッピネス単独でなくADXを組み合わせることで、「ADXは強いがチョッピーな不安定なトレンド」という微妙なケースも検出できます。
Choppiness Setup Planner [AGPro Series] — チョップ相場がセットアップとして成熟したかを判定
☞ Choppiness Setup Planner [AGPro Series] by AGProLabs
チョッピーな相場がセットアップとして成熟したかを0〜100のスコアで判定するスクリプトです。「no-trade→準備中→弱い→有効→アクティブ→無効化」というライフサイクルで状態を表示します。

読み方と使い方
- スコアが高い(「アクティブ」状態):チョップ相場からトレンドへの転換が成熟している。ブレイクアウトの準備
- スコアが低い(「no-trade」状態):まだセットアップが整っていない。待つ
- 「有効」→「アクティブ」への移行:最もブレイクアウトが起きやすいタイミング
他のスクリプトとの違い
チョッピーな相場を「回避すべき環境」として見るのではなく、「ブレイクアウト前の準備段階」として積極的に活用する視点です。
Choppiness Indexを使うときに知っておくこと
他のインジのフィルターとして使う
Choppiness Index単独ではエントリーシグナルを出しません。ストキャスティクス・MACD・MACDなどのシグナルが出たとき、Choppiness Indexが61.8以上なら無視するというフィルタリング用途が基本です。これだけでレンジでの往復びんたを大幅に減らせます。
フィボナッチ水準を参照する
61.8と38.2というフィボナッチ数値が参照水準として使われます。これはDreiss自身がフィボナッチ数列との関係で設定した数値です。ブローカーや解説サイトによって50や55などを使うこともありますが、61.8・38.2がオリジナルの基準です。